当社では結構大きな酒林をつるしますので、下三分の一程度ができたところで、作業がしやすいようにつるす位置を低くして作業を進めます。
ある程度杉の束を結びつけたところで、せん定ばさみで飛び出した部分を落とします。酒林が大きくなってくると、少し離れたところから眺めてみて、バランスを確認しながら作業を進めます。
玉の下の部分では、心棒と束の根本はそれほど離れていません【写真左】。中央部分に行くにしたがって、針金を長くして心棒から束を離すようにししていきます【写真右】。右の写真は、中央部当たりの様子です。
だんだん酒林らしくなってきました。ときどき上から押さえつけるようにして、隙間があかないようにしてやることも必要です。
大体三分の二程度出来上がったところで、しめ縄を固定するための針金を、心棒に結びつけて、外にのばしておきます。これを忘れると、あとで大変です。針金を外に出す位置は、下の方から良く見て、見栄えの良い部分が正面となるようにします。
著作・制作: 武重本家酒造株式会社
Copyright (c) 1995-2000 Takeshige Honke Shuzou
Corp