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■玉を作る2■

酒林ができるまで(4)
さて、お昼休みが終わったところで、先を続けます。完成までには、まだまだ沢山の杉の束を結びつけて行かなければなりません。

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当社では結構大きな酒林をつるしますので、下三分の一程度ができたところで、作業がしやすいようにつるす位置を低くして作業を進めます。

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ある程度杉の束を結びつけたところで、せん定ばさみで飛び出した部分を落とします。酒林が大きくなってくると、少し離れたところから眺めてみて、バランスを確認しながら作業を進めます。

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玉の下の部分では、心棒と束の根本はそれほど離れていません【写真左】。中央部分に行くにしたがって、針金を長くして心棒から束を離すようにししていきます【写真右】。右の写真は、中央部当たりの様子です。

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だんだん酒林らしくなってきました。ときどき上から押さえつけるようにして、隙間があかないようにしてやることも必要です。

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大体三分の二程度出来上がったところで、しめ縄を固定するための針金を、心棒に結びつけて、外にのばしておきます。これを忘れると、あとで大変です。針金を外に出す位置は、下の方から良く見て、見栄えの良い部分が正面となるようにします。

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