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商品の種類

2000年4月


去る3月20日に酒蔵開放を行った。今年は950人もの来場者があり、従業員一同満足におもてなしが出来たかどうか非常に不安である。ご来場くださった方にはこの場を借りて御礼申し上げます。(酒蔵開放の様子はこちらをご覧ください)

その際、ご来場くださったお客様のために一日だけの直売場を設けた。そこに当社の商品を全て並べようとしたら全ては並び切らなかった。あらためて当社の商品の多さを良い意味でも悪い意味でも実感した。商品カタログには全商品を載せるようにしているのでご承知の方も多いだろうが、一通りご紹介させていただく。

まずは吟醸酒から。「酔牧水」大吟醸の鑑評会出品酒クラスの酒です。大吟醸をしぼっている最中に一番良いところを別に取り分けました。「御園竹大吟醸」香り華やか、味すっきりの上品な酒。「牧水純米吟醸」香りおさえ目、上品な味のある酒。

きもと系の酒では、「牧水きもと純米」腰のある、しっかりした味の旨い酒。「牧水きもと本醸造」冷やから熱燗まで、味があって呑みやすい酒。「牧水極(きわみ)」きもとの味を極めたいと考えて作った酒。酸味の効いた食べながら呑む酒。

「牧水本醸造」すっきり、さらさら呑める、昔で言う一級酒。「牧水本醸造生酒」しぼりたての風味そのままに、冷やして呑む酒。これでやっと半分を越した。

「御園竹」いつもの酒。「御園竹濃醇旨口山廃原酒」御園竹の味の濃い部分を原酒で。「御園竹甘口」コップ一杯で旨かったと満足してもらえることを目指した酒。「御園竹辛口」すっきりたくさん呑みたいときの酒。

少し毛色の変わったところでは、お燗をしても淡麗「燗造り本醸造暖」「燗造り純米 暖」、アルコールが若干低めの味のある純米酒「宿場純米」。アルコール分8%、程よい酸味と甘みが特徴の不思議な酒「ハートホリデー」などがある。ここまでが通年商品である。

その他、季節商品として、「しぼりたて生酒」、「干支ボトル」、「元旦お届けお年賀甕酒」、「一押し新酒春花見」、「大吟醸無濾過生酒」等々があり、今年の新発売予定の商品として、「純米冷酒つゆ草(仮称)」がある。

焼酎まで含めると、「歩」、「御園」(20%, 25%, 35%)、「中仙道」がある。 中身の種類だけで以上で二十五種類あることになる。それぞれに一升瓶、四合瓶、300ml瓶などの種類があるのだから、それを別々に数えると八十種類を越してしまう。

当社の周辺ではまだ一升瓶が主流ではあるが、徐々に小瓶化の傾向があり、一升瓶だけの商品(甘口、辛口、きもと本醸造など)も今後は小瓶化を余儀なくされることを考えると、ちょっと商品点数が多すぎるのではないだろうか。

このところ常務の考えで、新しい商品を作ってきた。世の中の多様化・個別化の傾向に従ったものであろうと思うが、これだけ商品が多くなると、酒販店の皆様が消費者に薦めるにも困ってしまうのではないだろうか。

ここはある程度商品を絞る時期に来ているのではないかと思っているが、愛飲してくださっている方のことを考えるとなかなか出来にくいことも事実である。日頃消費者に接しておられる酒販店の皆様の率直な御意見を聞かせていただきたい。

また、商品の分類や特徴などをまとめたものなど、こんなセールスツールがあれば嬉しい、というものがあれば、遠慮無く常務に伝えてください。必ず作らせます。最後に、今年も皆造の時期を迎える。自信をもって売っていただける酒が出揃ったことを御報告して、今月の便りを終ります。

 

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