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ホームページ

2001年2月


今月は常務が書きます。

当社でインターネットのホームページを開設してからもうすぐ六年目に入る。開設した当時から較べると、パソコンの速度、通信速度ともに十倍以上になっている。インターネットに接続できる人数は百倍以上になっているに違いない。

では、肝心のホームページの内容は、というと、間接当時に較べて情報量はせいぜい二倍程度であろうか。昨年の十月に全面改定したため、見た目はかなり変わったが、基本的な内容はあまり増えていない。せっかく早くにホームページを作りながらも、現在の流れに乗り遅れている感がある。これは、私の怠慢もあるが、もう一つには私なりのホームページに対する考えがあってのことである。今月はそれについてお話ししようと思う。

ホームページは作ろうと思えば誰でも手軽に情報発信できる便利な媒体である。インターネット上ではメーカーも販売店も、個人も、だれでも同等の立場で情報発信ができる。その上で、メーカーとしてのホームページはどう有るべきか、といろいろと考え続けて、ある程度の結論が出たのが約一年前である。

メーカーとしては、商品の詳細な情報を提供することを第一とする。最初に商品ありき、である。当社のお酒を呑んでみておいしかった。このお酒についてもっと詳しく知りたい。と思ってホームページを見たらもっとお酒がおいしく感じられた。そんなホームページが作れれば最高であると思っている。

そのために、昨年あたりから、お酒のラベルやカートンなどを新規に印刷する際にはホームページのアドレスを印刷するようにしている。お酒を実際に手にして飲んでみた人にホームページを見ていただくためである。昨年の十月に行った改訂では、その点も考えて構成を変えたつもりである。

ホームページのもう一つの目的は、やはり多くの消費者に当社の商品を飲んでいただくことである。そのために、昨年十月からホームページ上で当社の商品を購入できるようにした。これに関しては苦々しく思っている酒販店様もいらっしゃると思う。しかし、当社の商品の流通範囲は非常に狭いもので、愛飲者を増やすためにも必要なことであると判断し、五年間考えた末にようやく始めたのである。ご理解頂きたい。

しかし、「ショッピングの楽しみ」という点では、当社の商品しか買えないホームページより、いろいろなメーカーの商品から気に入った商品を選択することができる酒販店のホームページの方が遥かに魅力的ではないだろうか。

当社として、一番悩むのが、「ある酒販店でお酒を買っておいしかったのでまた買いたいのだがお店がわからないので直接連絡した」という消費者からの注文である。遠方のお客様の場合は、お店の名刺を渡すとか、電話番号の入ったセロテープを作るとか、ちょっとしたことでリピートの注文を得ることができるのでは無いかと思う。これは商圏がグローバル化している時代には必要なことではないだろうか。

もちろんホームページを開設したい方には協力を惜しまないつもりである。ご希望の方はご遠慮無くご連絡下さい。当社のホームページ内でよろしければお店の詳細な案内を掲載したいとも思っています(現在も名称と住所だけは掲載しています)。

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