日本の伝統食材「酒粕」はデザートにも最適 寒天やドリンクのレシピをご紹介

「酒粕とほうじ茶の2層寒天」

武重本家酒造の酒蔵開放で大人気の「酒粕寒天」は、新酒とともにできる新しい酒粕から作られます。美容や健康にも良いと言われる酒粕は、デザートやドリンク、総菜とさまざまな料理で活躍。今回は「酒粕寒天」のレシピとともに、アレンジレシピをご紹介します。

レシピ「酒粕寒天」

「酒粕寒天」
「酒粕寒天」

酒蔵開放での定番メニューです。シンプルだからこそ酒粕の深い味わいが感じられ、アレンジも幅広く楽しめます。さっぱりとしてパクパクと食べられる一品です。

【材料】
酒粕 150g
湯 1カップ
砂糖 80g

粉寒天 2g(小さじ1)
水 125g

【作り方】
1.酒粕と砂糖、湯を混ぜ合わせ、酒粕と砂糖を溶かします。
2.水と粉寒天を入れた鍋を沸騰させて1分加熱し粉寒天を溶かします。
3.1に2をくわえ、水に濡らした型に入れ冷蔵庫で固めます。
4.固まったら完成です。

ポイント

寒天を溶かすときは1分以上加熱することが重要です。しっかりと溶かして混ぜ合わせることで、時間がたっても離水が少なく仕上がります。
また、酒粕と砂糖を溶かすときには、泡立て器を使うと溶かしやすいです。

アレンジ

「黒みつがけ酒粕寒天」
「黒みつがけ酒粕寒天」

黒みつをかけてさらに濃厚な甘さにし、ひとつまみの塩をかけてもおいしいです。ドライフルーツを入れるのもおすすめです。

レシピ「酒粕とほうじ茶の2層寒天」

2層にするだけで少し凝ったように見えますが作り方は簡単です。透明なグラスに入れると、型崩れを気にせず作れます。ほうじ茶のほんのり感じる苦味とサツマイモの甘塩っぱい風味が良く合います。

【材料】
[ほうじ茶寒天]
ほうじ茶 300g(葉大さじ1.5 )
砂糖 20g
粉寒天 1g

[サツマイモのトッピング]
サツマイモ 1/2本
砂糖 小さじ1/2
塩 ひとふり

【作り方】
1.「酒粕寒天」を固める前まで作り、水で濡らした型に流し込みます。冷蔵庫に入れて軽く固めておきます。
2.濃い目にほうじ茶を作り鍋に入れ、砂糖と粉寒天を入れ1分以上加熱しながら混ぜて溶かします。
3.2のほうじ茶の粗熱が取れたら、1の上からそそぎ、冷蔵庫で固めます。
4.サツマイモは角切りにし10分ほど水にさらします。よく水気を拭き取り、厚めに引いた油で素揚げにし、熱いうちに砂糖と塩をまぶします。
5.3がしっかり固まったら取り出して、4を盛り付けて完成です。

酒粕のドリンクアレンジは定番の甘酒以外にもさまざま

[甘酒]
酒粕60g、水200g、砂糖小さじ5を鍋に入れて溶かします。ふつふつとする程度で沸騰させないようにしてください。

[酒粕バナナドリンク]
酒粕大さじ2、バナナ1本(適当にカット)、牛乳3/4カップ、ヨーグルト大さじ1、水1/4カップを、ミキサーかブレンダーで攪拌します。

[酒粕柚はちみつドリンク]
酒粕大さじ2、水1カップ、はちみつ大さじ3を鍋に入れて火にかけふつふつとした状態で溶かしたら、柚1/4個分の果汁を混ぜます。コップについで、柚皮の千切りを彩りに乗せて完成です。

酒粕の豊富な栄養

酒粕
酒粕

日本酒の副産物「酒粕」は、古くから日本で親しまれている食材の一つ。甘酒や粕漬け、粕汁など多様な姿で食卓に登場しています。発酵の過程でアミノ酸は増加、ビタミンB群、食物繊維、セラミド、オリゴ糖など、栄養効果の高い成分が豊富に含まれ、健康や美容の目的で手に取る人が多いものでしょう。
ビタミンB群は糖質や脂質をエネルギーに換えるために必要なビタミンで、疲れているときには積極的に摂取したいもの。季節の変わり目で疲れやすい時期には、ぜひ甘酒などにして召し上がってください。ただし、アルコール分が含まれていますのでその点を注意してください。