「御園竹 蔵内生熟成(純米)」は、伝統的な生酛(きもと)造りで醸された原酒を、一切の加熱処理を施すことなく、半年以上もの間じっくりと常温熟成させた珠玉のひやおろしです。この丁寧な製法が、驚くほど豊かな味わいを生み出しています。口に含みまず感じられるのは贅沢なまでの甘味と旨味。それでいて、絶妙なバランスの酸味が全体を引き締め、フルーティーな風味が感じられます。
こんな濃厚なお酒には、強い個性を主張する料理でもペアリングが成功しやすく、幅広い料理で楽しめます。今回ご提案するのは、サツマイモやイチジクを使ったひと皿。「御園竹 蔵内生熟成(純米)」の深い味わいとの調和をぜひご堪能ください。
「御園竹 蔵内生熟成(純米)」とのペアリング
「御園竹 蔵内生熟成(純米)」の濃厚な旨味は舌の上で見事な余韻を描き出し、牛肉の力強い風味やホクホクとしたサツマイモの味わいと絶妙なハーモニーを奏でます。
イチジク、ウスターソース、黒酢が織りなす甘酸っぱさとコクは料理に奥行きを与え、複雑な味わいがお酒の持つ甘味や酸味と見事に溶け合います。
そして大葉の上品な香りと爽やかな風味はお酒に宿る米由来の繊細な香りと呼応し、味わいに清涼感をもたらします。
レシピ「さつまいと大葉の牛肉巻き イチジクソース」
【材料】(8個分)
薄切り牛肉 160~180g
大葉 8枚
サツマイモ 約130g
塩 少々
食用油 適量
イチジク 2個
ウスターソース 大さじ2
黒酢 小さじ1
砂糖 小さじ2
バター 10g
塩 少々
1.サツマイモは大葉の横幅程度の長さで棒状にカットし、水に10分さらします。ザルに上げ、水気を切ったあと、耐熱容器にキッチンペーパーを敷いて並べ、ふんわりラップをし、600ワット3分で加熱します。竹串などを通し、硬いようなら10秒ずつ加熱を増やします。
2.牛肉を広げて小麦粉を薄くまぶし、大葉とサツマイモを乗せてくるくると巻きます。
3.フライパンに油を引いて、2の巻き終わりを下にして並べて中火で焼きます。巻きが取れないくらい焼けたらころころと転がしながら全体に焼き色をつけ、蓋をして2分蒸し焼きにします。最後に塩をパラパラっとかけて皿に並べます。
4.イチジクは皮をむき、粗みじんにして、バターと一緒にじっくり炒めます。ウスターソースと砂糖と黒酢と塩を加え加熱し、なじんだら火を止めます。
5.大葉は細切りにします。3に4をかけて彩り用に大葉をのせて完成です。
ポイント
薄切り牛肉ではなく細切れの牛肉を使う場合は、小麦粉を振って重ねて幅を作り巻いてください。
60品種を超えるサツマイモの多様性
サツマイモは、秋の風物詩としても親しまれる日本の食卓に欠かせない存在です。栽培されている品種だけでも60種を超え、それぞれに特徴があります。例えば「べにはるか」は焼きいもにすると糖度が60度に達し、スイーツに匹敵する甘さを楽しめます。品種によって糖度や食感が異なるため、料理に合わせて使い分けることで、さらにおいしく食べることができるのです。
そして総菜だけでなく、スイーツの材料としても大活躍。食物繊維やビタミン類が豊富で栄養価が高く、長期保存も可能と何かと助かる食品の1つです。旬の時期には、いろんな品種のサツマイモで味わいを見ながら、新しい料理に挑戦してみてはいかがでしょうか。
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