「御園竹 大吟醸 鑑評会出品酒規格 山田錦35%」(以下、「御園竹 大吟醸」)「牧水 純米大吟醸 鑑評会出品酒規格 山田錦35%」(以下、「牧水 純米大吟醸」)は、どちらも丁寧に醸された奥深い風味と上品な吟醸香が楽しめるお酒です。今回のペアリングレシピは、春の食材である鰆や春菊を使ったナンプラー炒め。季節感あふれる料理がそれぞれのお酒とどのように響き合うのか、ぜひ探ってみてください。
「御園竹 大吟醸 鑑評会出品酒規格 山田錦35%」「牧水 純米大吟醸 鑑評会出品酒規格 山田錦35%」とペアリング
「御園竹 大吟醸」と「牧水 純米大吟醸」は、いずれも米の旨味が凝縮され、心地よい吟醸香が広がるお酒です。ほどよい甘みがあり、ナンプラーとの相性も抜群。春菊の独特な風味がアクセントとなり、さらに深い味わいを引き出します。

「御園竹 大吟醸」は、脂の乗った鰆とナンプラーの旨味に対し、レモンのような爽やかな酸味を加え、濃厚な味わいを引き締めます。ショウガの辛味とも調和し、塩味と甘味は絶妙なバランスです。
「牧水 純米大吟醸」は、ナンプラーの複雑な旨味としっかりと絡み合い、料理全体をやさしく包み込みます。ほろりとほどける鰆の身に、お酒の繊細な風味が染み渡り、深みのあるペアリングが楽しめます。
レシピ「鰆と春菊のナンプラー炒め」

【材料】(2人分)
鰆 2切れ
片栗粉 適量
春菊 3束
ショウガ 5g程度
ごま油 大さじ2
ナンプラー 小さじ1
黒酢 小さじ1/2
砂糖 小さじ1/3
塩(下処理用) 適量
【作り方】
[下準備]鰆に塩を全体に振り、ラップをかけて冷蔵庫で30分ほど置きます。
1.鰆から出た水分を拭き取り、流水で軽く洗い流した後、キッチンペーパーで水気をしっかり拭き取ります。骨を取り除き、一口大に切り、片栗粉を全体にまぶします。
2.春菊は茎と葉を分け、5センチの長さに切ります。ショウガは細切りにします。
3.フライパンにごま油大さじ1を熱し、鰆を焼いて取り出します。
4.再度ごま油大さじ1を引きショウガを加えて香りを出した後、春菊の茎部分を加えて炒めます。しんなりしたら鰆を戻し、ナンプラー、黒酢、砂糖を加えてさっと炒めます。
5.最後に春菊の葉を加えて炒め合わせ、全体に味がなじんだら、皿に盛って完成です。
世界で重宝される調味料・魚醤

魚醤は、魚を塩漬けにして発酵させた調味料で、アジアを中心に世界各地で古くから親しまれています。タイのナンプラー、ベトナムのニョクマム、フィリピンのパティスなど、各地で独自の発展を遂げました。
日本にも秋田県の「しょっつる」や石川県の「いしる」、香川県の「いかなごしょうゆ」など、さまざまな魚醤が各地で作られており、郷土料理には欠かせない調味料の一つとなっています。さらに遡れば、古代ギリシャやローマの「ガルム」も同様の製法で作られていました。
魚醤はさまざまな料理に使える万能調味料です。炒め物やスープ、煮込み料理などに加えることで、旨味を深め、奥行きのある味わいを演出することができます。ぜひいろいろな料理に使ってみてくださいね。