「大吟醸練り粕」はスイーツでもおいしい! 香り高い酒粕を使ったアレンジのレシピをご紹介

「大吟醸練り粕」

室町時代から親しまれている「酒粕」はさまざまな料理で活躍する伝統食材。粕漬けや粕汁といった総菜はもちろん、スイーツでも楽しめるものです。「大吟醸練り粕」はその名の通り大吟醸の製造過程でできるもの。その芳香は心地良く、甘い味わいともマッチし、和菓子に限らず洋菓子でもおいしくいただけます。今回は簡単なスイーツのレシピと、手軽にクラッカーに乗せて食べるときにおすすめのトッピングをご紹介します。

レシピ「大吟醸練り粕のライスペーパー包み」

もっちりとしたお餅のお菓子のような食感で、食べ応えがある一品。なめらかなクリームチーズの舌触りと練り粕の香りが良く合い、それだけでもおいしくいただけます。そこにバナナなどの果実を加えることで、フルーティで飽きさせない味わいになっています。

「大吟醸練り粕のライスペーパー包み」
「大吟醸練り粕のライスペーパー包み」

【材料】
ライスペーパー 6枚
大吟醸練り粕 50g
クリームチーズ 60g
バナナ 1本
バター 10g
片栗粉 適量
はちみつ 適量
粉砂糖 適量

【作り方】
1.ライスペーパーをさっと水に浸してすぐ皿によけます。
2.練り粕とクリームチーズをよく混ぜます。バナナは薄切りにします。
3.ライスペーパーに2とバナナを乗せて巻き、片栗粉を薄くまぶします。
4.フライパンにバターを入れ弱火で溶かし、3を入れて焼き色がつくまで焼きます。
5.皿に盛ってはちみつをかけ、粉砂糖をまぶして完成です。

ポイント

ライスペーパーはまだ固いと感じる程度で皿によけてください。時間とともにやわらかくなっていくので、水に浸しすぎると扱いにくくなります。

クラッカーに乗せるだけでも

クラッカーに少し乗せて、フィンガーフードとして食べるのもおすすめです。「大吟醸練り粕」をほんの少し加えるだけで、一気に大人のスイーツに。今回ご紹介するトッピングは甘い味わいのものです。フレッシュなフルーツや濃厚な甘味のドライフルーツにナッツ、単にはちみつやメープルシロップ、黒蜜などをかけるだけでも。

「大吟醸練り粕」クラッカー
「大吟醸練り粕」クラッカー


少し塩をかけると良いアクセントとなります。レシピ「大吟醸練り粕のライスペーパー包み」にある、クリームチーズとバナナを混ぜたものも良い相性です。
今回はフレッシュな果実にいちごを使いましたが、熟した柿などでも。ぜひ旬の果物で組み合わせてみてください。ドライフルーツはしっかりと甘さのあるものがおすすめです。食べやすいものですが、アルコール分が含まれますので、その点は注意してください。

板粕と練り粕の違いは?

酒粕は日本酒の製造工程で、もろみを圧搾およびろ過して残る固形部にあたります。板粕はそれを板状にしたもの。淡泊な味わいで、粕汁や甘酒などで使われています。焼いて食べることも可能です。
対して練り粕は踏み粕とも言われるもので、踏み込み空気を追い出して熟成させたものです。そのため香り高くなめらかな食感があり、粕漬けを始め総菜やお菓子などさまざまな料理で登場します。隠し味にすればふわりと品のある香りが鼻腔をくすぐり、奥深い味わいが楽しめるのです。
どちらも酵母菌によりアミノ酸が増加しており、ビタミンB群が多く含まれた栄養豊富な食材。いつもの料理に少し加えるだけでもひと味違った味わいになりますよ。